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という台詞は、さすがになかった「マリー・アントワネット」。
ベルばら世代のマスト・ウォッチ・ムービー(と、勝手に決定)を、今さら観てきた。 なにしろイントロでまず驚く。ギターがしがしの80年代UKロックがんがん。 そんでタイトルはセックス・ピストルズのジャケそのまんま。 おフランスから200年近くもぶっ飛んだ音楽、それもハードUKロックという選定に、「…やっちゃったか?女コッポラ」と思ってしまった。 しかも劇中歌も、基本こんな感じ。優雅な宮廷音楽の間に間に、スージー&ザ・バンシーズ、ニュー・オーダー、ザ・キュアー。けして不協和音ではないし、もともとUK音楽少女だったのでかなり懐かしい。しかし流れ出した途端に映像が音楽プロモっぽく見えてくるんだな〜。 でもしばらく観てて、あ〜これが監督の狙いなのだと気付いた。 そもそも私ら「ベルばら」で育った世代は、フランス国民以上に(笑)あの時代への憧憬が強い。ヴェルサイユ宮殿、舞踏会、オペラ…セレブリティの美しき世界。そこに美男子フェルゼンとの道ならぬ恋という要素まで加わっちゃあ、もう最強の乙女バイブルなわけで。今のプチ・セレブ・ブームだって、実はそういう憧れによって生み出された産物とも思う。 そんな普遍的な女の本質みたいなのを、クラシックではなくロックをBGMに見せることで、やんごとなき人々のお暮らしの世界にみょーな現実感が出ているんだなあ。 洋服買いあさったりお菓子食べまくったり(出てくるお菓子が超美味しそう)、夜通し遊んで朝日見たり。 そーなんだよねぇ、セレブも庶民もやることは同じ。楽しいの基本は変わらないと。 だから、この映画では「わたくしは、フランスのじょおぉぉ〜なのですっ!」という台詞がない。悲劇の女王ではなく、ごくごく普通の女性としてのマリーを描いているのだ。 とても美しかったのはプチ・トリアノンでの暮らし。 コットンのシンプルなドレスを着て花を摘み、ハーブや野菜の畑を作らせていたマリー。この人って今の時代に生まれていたら、カリスマ主婦のマーサ・スチュワートとか、あるいはターシャ・テューダーみたいな存在になったのではないかしらとも思われ。史実がその通りかは知らないが。 マリー・アントワネットの悲劇とは、たまたま王家に生まれてしまったがゆえのことなのかもしれないとも思わせられた。 個人的にはラストがちょい消化不良。もうワンクッション、なんか欲しかった。 あっ!でも名言「パンがなければお菓子を食べれば…」はありました。うほほ♪ あと個人的にツボは、マリアンヌ・フェイスフルが出てたこと。 60年代は天使のように可愛かったマリアンヌの演じるマリア・テレジア。 …ゴットばーちゃんっす。 取材と締め切りの挟間の今日。これを逃すと、多分観られずに終わるので強行軍映画鑑賞。仕事でやさぐれまくりの日々なので、ちょっとした息抜きになりましたぁ〜。
by teardropstone
| 2007-02-06 20:48
| 日々のアレコレ
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