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いわての最南端、花泉町にある井上哲治さんの「高鞍窯」に行ってきました。
工房は幹線道路から北にそれた山の中。けもの道かと思うような(失礼)林道を登りきると、眺めのよい山肌に窯とギャラリー、そしてご自宅が建っていました。 「まずはこっち」と案内されたのは、日本古来の様式という穴窯。山肌にへばりつくように築窯されたそれは大きくてどっしりとしていて、なんだか古代遺跡みたいだった。その周りに積み上げられた膨大なアカマツの薪は、10日間にもおよぶ1回の窯焚ですべて使い切るんだそうです。 焼締めと自然釉による微妙な色合いが特徴の高鞍窯のうつわは、大量のナンブアカマツが発する高温の炎と木灰によって生まれます。だから薪の質にもこだわる井上さんは、伐採や薪割りも全部こなしてらっしゃいます。しかも灯油やガス窯では、この窯変は絶対に出せないのだとか。 ひととおり案内してもらって、最後はギャラリーで奥様も交えてお話を。黒々と重量感のある壷、深い柿色の皿、柔らかな器肌のティーカップ…この空間に居ると、渋いとか素朴とかいう焼締めのイメージが変わると思う。それほどに作風は自由で多彩。それに奥様による店内のしつらえがいいんです。植物そして和と洋の小物を巧みに取り入れたふだん使いのうつわワールド。居心地のよさについつい甘え、3時間近くもお邪魔してしまった…。 山の中の窯場と自然釉のうつわ。そしてスローな時間。 片道130キロの訪問でしたが、なんだかリフレッシュできた日でした。
by teardropstone
| 2005-04-15 23:56
| いわてうつわめぐり
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