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カーネーション。終わりましたね…くすん。
毎回毎回、糸子さんのド直球な生き様に元気をもらっておりました。 身銭切って崖っぷちに立つ方が、 人生オモロいんや! by糸子 コブシ回してしゃべってみてください。すんごい気持ちいーでっせ。 まぁこの伝でいけば私も、かなり楽しい人生を送らせてもらっておりますが(^_^;) 書こう書こうと思ってて、結局3月11日の大船渡での顛末は書けずじまい。 その十日後ぐらいに再び大船渡に行く仕事などあり、バタバタしておりまして。 11日は、仕事が終わったあと市内で行われていた追悼式に参加しました。 ------------------------------------------- 場所は、復興商店街が立ち並ぶ大船渡町、サンアンドレス公園そばの岸壁。 献花台が設けられ、小さな燈籠で形作られた祭壇があった。 横のテントではボランティアによるお汁粉のサービス。もう一方のテントには遺族の方。その周りをぐるりと、たくさんの人が取り囲んでいた。取材カメラも多数。 14時46分。 サイレンが鳴り、読経のなか1分間の黙祷。 カシャカシャと、シャッター音が鳴り響く。報道に徹すること、彼らの使命感に感服しながら、自分はこうやって目を閉じている側の人間でよかったと、思っていた。 産直で出会ったおばあちゃんは、末崎町の家を流されて 今は仮設住宅にひとりで暮らしていると言っていた。 穏やかな顔で「ぜんぶ根こそぎ持ってがれた」と話しながら「一人だド漬物も作れねぇがら」と、タクアンとかハクサイ漬けを買って、仮設へ帰っていった。 立ち寄った菓子店は、町なかにあった店2軒と工場を流されて 仮設の商店街で商売を再開したところだった。 女将さんから何処から来たのと訪ねられて「盛岡からです」と答えると 「内陸は、何もなくて本当にいいわね」としみじみ言われて、言葉に詰まった。 商売をいち早く再開した水産加工会社の社長さんに 原動力は何ですかと訪ねたら、あっけらかんと「借金があるからさぁ」と笑った。 ぶっちゃけ、地域のためとか社会のためとかじゃないのだ。 復興のスピードは、他力をあてにせず腹をくくった人がその地域にどれだけいるかで違ってくるのだとわかった。 ![]() 海側に折れ曲がって、いかに引き波がすさまじかったかを物語っている。 でもこの木は枯れていない。 紅色に色づいた細い枝の先に、まだ堅い蕾がぽちぽちとふくらんでいた。 ねじまげられた日常。その痛みにあえぎながら、 たったひとりで新しい希望を育んでいく。 私に出来ることは、この木をずうっと覚えていることぐらいしかない。 桜の咲く季節、また訪れてみたいな。
by teardropstone
| 2012-04-01 07:50
| 日々のアレコレ
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