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ものすごい悪天候のなか、花巻市東和町へ。
今年で開催2回目のイベント「あーと@つちざわ」。土澤商店街の中に絵画や写真、インスタレーションなどの作品が一か月間に渡って展示される。 今日はそのオープニング。よりによってこんな天気の日にいかなくても…と思うむきもあるだろうけど、今年は友人が参加するので、実は先週から展示の手伝いにちょこちょこ行っていたのだ。初日の今日は開会セレモニーのあとギャラリーツアーもあったし。作家は団体参加組も数えて総勢260名、展示場所は100か所というスゴイ規模なので、まずは鑑賞ポイントを押さえておきたかったし。 開会式のあと、イベントスタッフの案内で商店街へ。傘も役に立たない横殴りの雨のなか、10数カ所の展示場所を鑑賞。多くは空き家や空き店舗だけど、なかには商店や家の一画を解放しての展示もある。 朽ち果てた倉庫のなかにあったのは、紙やひもをつかった田中啓介さんの立体作品。 いち会場いち作家ではなく、スペースによっては複数の作家が共同展示しているところも。猿館酒店には8人くらいの作品があった。酒箱や商品が山積みの空間のなかにオブジェがいたるところに。かなり見応えがあります。観賞後は店内で飲み食いもできる。アートに対する理解が住民に浸透しているからこそのおもてなし。これも、アート@つちざわの特徴。 通りのお店ではとれたてのキノコが入り口を飾る。これ自体がアートっぽいけど、奥にはフロッタージュ作品も展示されていた。天然のシメジに激しく心引かれましたが…。 参加者には高名な芸術家や写真家もいる。が、美大の学生さんやアマチュア、地域の主婦グループなんてパターンも。誰もがアーティスト。それも、アート@つちざわの特徴。 もと電気店の建物にも数名の作家作品が展示。2回で鉄や真鍮を使ったインスタレーションを展示していたのが佐藤一枝さん。友達の友達ということでご紹介頂いた。畳の部屋に置かれた硬質な作品は、部屋の雰囲気に合わせて「いつもよりラブリーにしてみた」とのこと(^^)。空間の持ち味も作品に反映されるのだね。 で、こちらが、友人のkamataさんの展示。彼女は、この写真作品のほかにも友人のダンサー・くみさんとのイベントを行う。写真展示は、もと病院の「東和ふるさと歴史資料館」の2階にある。このイベントのために用意した、土澤のあちこちで撮影したモノクローム写真のコラージュ。1枚1枚はモノクロなのに、集合することで「色」が見えてくるから不思議です。 ダンスイベントは10月8日(日)、9日(祝)の2日間、通りのはずれの本妙寺横の空き地にて行われます。会場には私もお手伝いした竹の柱が立ってます。舞台であると同時に、それ自体が作品みたいで面白い空間よ。よしえ師匠のブログに写真あり。 期間中は、展示ほかさまざまなイベントも行われるもよう。作品鑑賞だけじゃなく、イベントチェックして出かけてみるのもいいかと。素朴での〜んびりした商店街の雰囲気と相まって、「アート」の見方が変わるかも。11月5日(日)まで開催ちゅう〜。くわしくは公式サイトで。
by teardropstone
| 2006-10-07 23:39
| 日々のアレコレ
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