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仕事で遠野へ。産直好きなのですが行きは心を鬼にして立ち寄らなかったら、家から1時間半で着いた。
でも秋の396号はツライっす、誘惑(=ぶどうやきのこなど秋の味覚)が多くって… 相手は忙しい人だったので話はテキパキと済まし、テキパキとお昼を食べて(道の駅でそばとおにぎり)、午後の仕事もテキパキと終了〜。すんばらしい。 そんでY師匠のお宅を訪問。先月の遠野まつり以来です。 お父さんもお母さんもだんなさんもお出かけ中で、あのまつりの時とは別の家のよう。 っていうか、あっちが非日常だったんだな。 まずはコーヒー頂いて、工場内を見学。Y師匠のおうちは瓦やレンガを作っています。 重厚なプレス機の横に蹴りろくろがぽつん。ファクトリーでありマニファクチュアでもある。棚に屋根瓦の石膏型がズラッと並ぶ部屋は伝統職人の工房みたい。うむ、マイスターな世界でもあった。24時間でレンガを焼く重油窯の気の遠くなるほどの大きさったらないなぁ… 最後は、陶芸家・加守田章二の家に案内してもらう。 あるじが去って久しい家は、金色に色付いたシダの森の中に半分埋もれていた。 雨ざらしになってる壁の隙間からぶんぶん飛び出してくるスズメバチが恐いよ〜。 でも2間だけの小さな家に、陶芸界の寵児が住んでいたんだなあ。 母屋の横のトタンの小屋の中で、Y師匠のおうちで見た美装壮麗な作品集に載ってた作品のうち、いくつが焼かれたんだろな。うむぅ… 加守田ハウスのそばには陶土の採掘場が。 粘土質でだけれど、一般的な陶土より礫が多いそうだ。 結構白っぽいんだな。 これが焼くと深みのある茶色やグレーになるのか。 民話の里・遠野は、陶里でもあると思った一日。
by teardropstone
| 2005-10-20 00:31
| いわてうつわめぐり
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